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はじめに
2024年度版の新スターターセットに関する公式記事やインタビュー動画などについて、簡単に内容をまとめました。また随時新情報があれば追記していきたいと思います。
また、掲載されている金額(米ドル→日本円)は特に注釈がなければ 2025年8月10日現在のものです。
参考にした記事など
- What Is Heroes of the Borderlands? Your Gateway to D&D Adventure
- Starter Set Deep Dive and Stranger Things Interview | D&D
更新履歴
- 2025.08.10 新規作成
- 2025.08.10 米アマゾンでの購入価格について追記、製品詳細をアマゾン記載の情報で更新
基本情報
- 発売日: 2025年9月16日
- 価格:
- 物理+デジタル(Ultimate Bundle): $64.98(約9,600円)、予約割引で $54.99(約8,100円)
- デジタルのみ(Digital Adventure Pack): $14.99(約2,200円)
- 物理のみ: $49.99(約7,400円)
- 重量:
- 5.1ポンド(約2.3kg)
- 前回のスターターセット「竜たちの島ストームレック」の約4倍の重さ
- 内容:
- 「戦闘」、「探検」、「ロールプレイ」にそれぞれ焦点を当てた3つのアドベンチャー。(「Wilderness」、「Caves of Chaos」、「Keep on the Borderlands」)再プレイも可能で最大60時間遊べる。
- 事前にすべてのルールを読まなくてもゲームを開始できるクイック・スタート・ガイド。
- ゲームの構成要素や遊び方をより詳しく説明した専用のプレイ・ガイド。
- D&Dの象徴的な4つのクラス(クレリック、ローグ、ウィザード、ファイター)の8枚のキャラクター・ボード。レベル3まで成長し、サブクラスは各クラス2つの選択肢がある。
- 210枚のゲーム・カード。(呪文、装備、アイテム、種族、背景、モンスターなど)
- 9枚の折りたたみ可能な両面ポスター・マップ。(ダンジョン、要塞、荒野、酒場、寺院など)
- 5枚のハンドアウト(酒場のメニューはお店の売り物など)
- 273枚のトークン。(キャラクター、HP、ゴールド、呪文スロットなど)
- D&Dをプレイするのに欠かせない11個のダイス。(d4、4 x d6、d8、2 x d10 - 1の位と10の位、d12、2 x d20)
- 新人DMが効率的なイニシアチブ管理を学べる戦闘トラッカー。
- (デジタル版)国境の城塞クイック・プレイ・アドベンチャー・パック。(D&D Beyond Mapsでマップやトークンが設置済みですぐに遊べる)
- (デジタル版)国境の城塞デジタル・ダイス・セット(D&D Beyondのキャラクターシート上で使用可能)
購入方法
(2025年8月10日)現在は英語版のみ予約販売中です。
デジタル版
D&D Beyond Marketplace より購入が可能です。今回は物理版との同時販売のため、予約によるアーリー・アクセスは提供されていません。
物理版 + デジタル版
D&D Beyond Marketplace では米国内のみに発送可能なため、Wizards of the Coast の D&D Store から購入する必要があります。物理版単体での発売はしていないようです。
東京の住所を入力すると、発送日は2025年9月2日、送料は $82.99(約12,200円)と表示されます。配送方法は Priority Mail International のみで、5〜7営業日で到着見込みとなっているので、もしかしたら正式な発売日(2025年9月16日)よりも前に届く可能性があるのかもしれません。
税金等も含めた合計金額は $151.78(約22,400円)となります。製品本体よりも送料と手数料の方が高くつくようですね。
物理版(米アマゾン)
米アマゾン では物理版のみの販売をしています。 Wizards of the Coast 直販より送料がお安くなるようです。
最速(AmazonGlobal Priority Shipping)で2025年9月18日(送料 $22.88、約3,300円)、もう少し待って送料を抑えると2025年9月22日(送料 $12.41、約1,800円)に届くようです。
AmazonGlobal Priority Shipping を選択した場合の合計金額は $72.87 (約10,700円)となりました。 また、通常配送(AmazonGlobal Expedited Shipping)を選択した場合の合計金額は $62.40(約9,200円)となります。
いずれにせよ、Wizards of the Coast 直販の半額以下で購入できそうです。(ただし、デジタル版が含まれないことにご注意ください)
開発よもやま話
「Starter Set Deep Dive and Stranger Things Interview | D&D」の内容を簡単にまとめました。
開発にあたって
- 2024年度版のコア・ルール・ブックやファンデルヴァー、ストームレックなどの過去のスターターセットに寄せられたフィードバックも参考にした。
- D&Dを一度もプレイしたことのない(ボードゲームのみプレイしたことある)グループや、家族(父母 + 子ども2人)などとプレイテストを行った。
「キャラはどのダイスを振って動かすの?」 「別に好きに動かせばいいんじゃないかしら?」 「やれやれハニー、分かってないね、d6を振るんだよ。」 といった微笑ましい場面もあったようです。
キャラクター・シートの工夫
- 完全に作成済みのキャラクターを提供したり、逆に完全に空白のキャラクターシートを準備するという形式にはしなかった。
- クラス、背景、種族を選択していってキャラクターを作成するという、3ステップのプロセスを学んでもらうため。(今後プレイヤーズ・ハンドブックでキャラ作成をする時も同じ手順となる)
- スターターセットの後でルール・ブックを開くと、より多くのコンテンツや選択肢が選べるようになるという設計。
- 例: スターターセットでは隠蔽されている「能力値」の概念や追加のサブクラスなど。
- 「時間がないから遊べない」というケースにも対応できた。
- プレイテストでは、D&Dを一度もプレイしたことのないプレイヤーでも、スターターセットの箱を開けて20分以内に自分のキャラクターを完成させてセッションを開始することができた。
モジュラー形式によるプレイ体験の向上
- キャラクターは1枚のクラスのシートだけではなく、種族や背景、アイテムや装備品のカード、呪文スロットや特徴、HPを管理するトークンなどを組み合わせて(モジュラー形式で)表現され、各々の情報にアクセスしやすくなった。
- モンスターカードは片面にモンスターのビジュアル、裏面にデータ・ブロックが掲載されているので、モンスターのステータスを開示することなく、登場したモンスターをプレイヤーに見せることができる。
- 途中でルールブックのページを捲る必要のない、シームレスなゲーム体験を実現。
すぐに遊ぶための工夫
- 事前にすべてのルールを読まなくても、とりあえずゲームを開始できるクイック・スタート・ガイドを同梱。
- 今後、遊び方動画も提供する予定。